エクセル SUM関数の使い方や応用例

関数

SUM関数を使うと、指定したセルの数値の合計を求めることができます。

合計を求める場合、=A1+A2+A3+A4+…のように+を使って合計したいすべてのセルを加算することも可能です。しかし、この方法では指定するのにも手間がかかりますし、入力ミスをしてしまう可能性も高くなります。

SUM関数を使うことでセルの範囲を指定できるので入力の手間が格段に減ることになります。

SUM関数の書式

数値の合計を求める
=SUM(数値1,数値2,…)
=SUM(セル範囲)
Excel対応バージョン:2007, 2010, 2013, 2016, 2019

SUM関数の使い方

SUM関数は、数値の合計を求めますが、通常はセルに入力された数値を引数にします。

SUM関数の引数

SUM関数の引数には、数値もしくはセルをカンマ(,)で区切って入力していく方法と、セル範囲をコロン(:)で区切って入力する方法があります。実務ではセル範囲で指定することが多いですが、セルが連続していない場合にはカンマで区切って引数を渡します。

カンマで区切る

合計を求めたい数値が入力されているセルをカンマで指定します。
例: =SUM(A5,B2,C7,D4,E1,F4,D1,D12)

連続したセルの範囲を指定する

連続したセルに合計を求めたい数値が入力されている場合は以下のようにコロンで区切ってセル範囲を指定します。
例: =SUM(C5:C20)

SUM関数の応用例

SUM関数は、単独で使用することが多いですが他の関数と組み合わせて少し複雑な合計を求めることもできます。

1行おきにセルの値を合計する

1行おきに数値を合計する方法は、加算したいセルを+で指定すればいいのですが、多くのデータやセルを追加、削除したときにいちいち修正するのが面倒です。

1行おきのセル値を合計するには、SUM関数の他に、行数を数えるROW関数、1行おきを計算するためのMOD関数を使用します。

MOD関数は割り算の余りを求める関数ですは、2で割ったあまりが0のときは偶数、余りが1のときは奇数と判定するときによく使います。また2行おきの場合は、3で割った余りが0のときと応用できます。

商品AとBが1行おきに入力されている表

例として、商品AとBの毎月の売上が、1行おきに入力されている表を例に、商品Aと商品Bの合計を求めます。

1行おきにセル範囲を合計するには、以下の式を配列数式で入力します。

=SUM(IF(MOD(ROW(B3:B12),2)=1, B3:B12))

※ この数式を選択して、Ctrl + Shift + Enter で配列数式にしないと正しく計算されません。

数式の解説

では上の式を分解して解説します。

ROW(B3:B12) → 現在の行数を求める

MOD(ROW(B3:B12),2) → 2で割った余りを算出 0なら偶数、1なら奇数

IF(MOD(ROW(B3:B12),2)=1,B3:B12) → 奇数行ならB3:B12を返す(SUMへの引数に使う)

SUM(IF(MOD(ROW(B3:B12),2)=1, B3:B12)) → 上記のIF文で奇数行ならB3:B12が表示されるのでSUMに渡す

SUM関数で奇数行を計算

最終的にSUM関数に渡すのは、セル範囲になるので計算が可能になります。このように、SUM関数に渡すまでを工夫することで複雑な条件のセル範囲で合計を計算することができます。

SUMに関連する関数

SUM関数に関連する関数の一覧です。

関数名 概要
AVERAGE 平均値を求める
MEDIAN 中央値を求める
TRIMMEAN 中間項平均を求める
GEOMEAN 数値の相乗平均を求める
GROWTH 成長データを予測する
CORREL 2つの値の相関関係を調べる
VAR.P データの分散を調べる

まとめ

エクセルのSUM関数は、セルに入力した数値を合計するために使います。

エクセルで数値を加算する場合、セルを+(プラス)していけば合計を出すことができますが、指定するセルが多くなると一つ一つ指定するには非常に手間がかかります。SUM関数を使うことで範囲指定や、列、行全体の合計を求めることもできるので、かなり便利です

請求書や納品書などのビジネス文書や売上表や成績表の集計など、かなり使用頻度の高い関数なので、書式や応用例などを覚えておくとエクセルの効率が格段にアップします。

この記事を書いた人

エクセルサポーター編集部

中小企業のIT化やビジネス支援を行っている株式会社エクシアのWebメディア部門。エクセルの使い方や活用方法をわかりやすく解説するために情報を更新しています。